最近豪雨が多いですよね、雨が降ると心配になるのが雨漏り。
雨漏りは放っておくと、大切なお家が大変なことに!
もし、読者様のご自宅の天井にシミができていたら、雨漏りの可能性があります。
天井にシミがあるということは、天井裏や壁の内側などの見えないところで沢山の雨が溜まっています。
それが天井から滲み出てきているということなので、気付いたら早めの対策が必要です。
今回は、雨漏りの応急処置ができる防水テープについてお伝えします。
雨漏りの被害を把握して、雨漏りを防いで大切なお家を守りましょう!!
■目次
防水テープとは?

その名の通り水の浸入を防ぐための防水加工されたテープのことです。
防水加工が施されており雨や水に強く、柔軟性に優れています。
ホームセンターなどで取り扱いされており、500円程で購入できます。
この防水テープは雨漏りだけでなく、ジョイント部分の水漏れなどにも利用できますので、1つあるといざという時に便利ですよ。
見た感じはガムテープのようで、雨漏りの応急処置やサッシ廻りなどの水を扱う場所で、防水加工するときに使うことができます。
防水テープで雨漏りの修理をする方法

軽度の痛み
まだ軽度の雨漏りなら、アルミの防水テープがおすすめ。
【防水アルミテープブチル(メーカー:ニトムズ)】

引用:たわらや
防水テープはホームセンターやネットで、お手軽に買えて施工も簡単。
慣れれば早く貼ることもできるようになります。
小さい穴から様々なジョイントまで、施工できる範囲は多く即効性も高いので、雨漏りのDIYにはとても向いているアイテムになります。
防水テープを屋外で使う際は、アルミが表面に貼られていて、きちんと「防水」と書かれているものを使うようにしましょう。
アルミの防水テープの欠点は素材の関係上、貼った部分が目立つことです。
光に反射しやすく、明らかに「防水テープ貼りました!」感が出てしまいますので、見た目が気になる方は防水シートの方をおすすめします。
屋根や外壁などからの雨漏りの場合
屋根や外壁など、雨漏りしている場所がわかっている場合、防水テープで応急処置しましょう。
- 防水テープ
- ハサミ
- 雑巾や洗剤など、綺麗にできる掃除用具
1、 雨漏りしている場所の清掃
防水テープは防水加工されています。
貼る場所に砂埃や油汚れなどがあると防水テープが剥がれてしまうので、貼る前に綺麗にしておきます。
水分にも弱いので、しっかりと汚れや水滴を取り、乾燥させましょう。
2、 防水テープを貼っていく
雨漏りしている場所を綺麗にしたら、次に防水テープを貼っていきます。
テープを貼るときは、雨水が流れてくる方向に対して、下流から上流に向かって貼っていってください。
こうすることで、上から下に流れる雨水が入らず、雨漏りの再発を防ぎます。
貼っていくときに、途中、テープの中に空気が入らないようにしっかりと貼れているか確認しながら作業してください。
間違って上流を先に、下流を後に貼ってしまうと余計に雨が入り込んでしまいますので要注意です!
サッシ廻りからの雨漏りの場合
窓のサッシ廻りから雨漏りしている場合も多いです。
窓のサッシは細かいので、小回りのきく防水テープがおすすめです。
- 防水テープ
- ハサミ
- 雑巾や洗剤など、綺麗にできる掃除用具
1、 雨漏りしている場所の清掃
屋外での場合と同じく、サッシ廻りを綺麗に清掃しておきましょう。
サッシ廻りは外と家の中との温度差があるので、水分が発生しやすい場所になるので、しっかりと拭いて、乾燥させましょう。
2、 防水テープを貼っていく
サッシ廻りに貼っていくときは、順番があり、間違えてしまうと雨水はまた入り込み、雨漏りの再発につながってしまいます。
そのため、次の順番通りに貼るようにしましょう。
- サッシの下辺
- サッシの両側
- サッシの上辺
サッシ廻りを防水テープで補修するときは、雨漏り再発を防ぐためにも逆目にならないように気を付けましょう。
おすすめの防水テープ2選

それぞれの場所におすすめのテープをご紹介しますね!
外壁などの屋外の長時間使うのにおすすめ
耐熱性の高いアルミ素材の機密防水テープです。
【機密防水テープ エースクロス アクリル系 強力粘着片面テープ(メーカー:光洋化学)】

引用:amazon
耐熱性、耐候性、強度に優れている防水テープでアルミ素材でできています。
屋内はもちろん、外壁などの長期間屋外で使うのにおすすめです。
アルミ素材のテープはカッターが必要になるので、注意が必要です。
窓のサッシ廻りにおすすめ
クッション性のある防水テープです。
【屋外用防水すきまテープ ハードタイプ(メーカー:ニトムズ)】

引用:amazon
扉の隙間を防ぐのに使えるのがやわらかい発泡体や、ゴムなどのクッションが付いている防水テープになります。
扉の側面にこれを貼り、扉を閉めたときにできる隙間を防ぐことができます。
防水テープ以外にも、応急処理に使えるものはいろいろあります。詳しくはこちら!
雨漏りが発生するとどんな被害があるの?

では、雨漏りが発生すると、どんな被害があるのか見ていきましょう。
家の内部の腐れ、サビ、シロアリの被害
雨漏り被害で深刻なのは、建物の見えない部分で起こってしまう構造材のダメージ。
家が濡れてしまうことで、木造建築なら腐れやシロアリ、鉄骨造であればサビができてしまいます。
それらが原因で、建物の強度や耐久性が大きく失われてしまうのです。
それを放置してしまうと、どんどんダメージが大きくなり、あっという間に建物が傷んでしまいます。
しかも、目に見えるところで腐食わかる頃には、建物内部のダメージは相当広がってしまっており、直すのも大規模になってしまいます。
家全体のリフォームとなると、高額な費用が…
もし、天井に雨によるシミと思われるものを見つけたら、早めにプロに見てもらうなどの対策をしましょう。
湿度上昇によるカビの発生
雨漏りで目立つダメージが壁紙やその下地の石膏ボードなどの内装のダメージです。
壁紙に限らず、本や新聞紙などの紙が濡れて乾くとふにゃふにゃになりますよね、それを「波打ち」と言います。
雨漏りで壁紙が濡れると、シミになったり、剥がれたり、ふやけて紙が波打ちになったりと、見た目が悪くなってしまいます。
これらはすぐに出る症状ではなく、濡れてから数週間など、しばらく時間が経ってから見られる症状。
すぐに直せない被害なので、精神的に辛い被害となってしまいます。
毎日過ごす部屋の壁紙がふにゃふにゃになっているなんて想像したくないですもんね…

下地の石膏ボードが濡れると、変形してしまいます。
交換してもその一部だけ、というわけにはいきません。
区切りのいい範囲をまるごと変えなくてはいけなくなるので、その分費用も多くかかってしまいます。
そのため、壁紙にシミや波打ちなど見つけた場合、放置せずに修理した方がいいでしょう。
家電の故障、家具の痛み
水分に弱い家電。
雨漏りで濡れてしまうと、家電の基盤が傷んでしまい、使えなくなってしまいます。
少なくても修理が必要となり、場合によっては買い替えなくてはならなくなります。
パソコンなどのデータを保存しているものは、そのデータがなくなり、最悪、買い替えなんてことになりかねません。
費用は掛かるし、大切なデータは戻って来ない…何もいいこと無しです。
家具は濡れてしまうと、シミはもちろん素材によっては変形してしまい、見た目も使い勝手も変わってしまいます。
大きめの家具ならば、すぐに買い替えも難しければその家具を使うしかありません。
また、雨水が流れていけば、その先にある家電や家具にまで、どんどんダメージが広がってしまいます。
こちらも気づいたら早めに対策しましょう。
雨漏りの応急処置!防水テープ活用した修理方法まとめ
今回のまとめは、このようになります。
防水テープとは、防水加工された雨や水につよく、柔軟性のあるテープ
- 貼る場所の汚れをきれいにふき取る
- 異物(突起やささくれなど)を取り除く
- 低い位置から高い位置に向けて貼る
- 空気が入らないように注意する
- 機密防水テープ エースクロス アクリル系 強力粘着片面テープ(メーカー:光洋化学)
- 屋外用防水すきまテープ ハードタイプ(メーカー:ニトムズ)
雨漏りの応急処置として、防水テープの使い方とおすすめの防水テープをご紹介しました。
応急処置としては十分効果があるので、小さな雨漏りを見つけたら、早めに補強するのがおすすめです。
でも応急処置はあくまでも応急処置。
大事な家を守るためには、なるべく早めにプロに見てもらうのがおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
