なんとなく気分の沈んでしまう雨の日。
ふと上をみたら天井にシミが・・・!
ちょっとだけ落ち込んでいた気分がさらに落ち込んでしまいそうですね・・・
雨漏りは放っておくと家の侵食がすすみ、最悪の場合、家に住み続けられないなんて事態にもなりかねません。
しかし、雨漏りの原因を特定するのはとても難しいと言われています。
なぜなら雨漏りの原因は屋根とは限らないからです!
雨漏りの原因をつきとめ、少しでも早く対処できるようにしましょう。
■目次
雨漏りの代表的な4つ原因

雨漏りといえば屋根!
と思いがちですが、実は屋根以外の場所からの雨漏りもあるんです。
これが雨漏りの原因究明を難しくしている理由でもあります。
家のあらゆる部分に目を向けて、少しずつメンテナンスしていきましょう。
今回は雨漏りの原因となる代表的な箇所を4つ取り上げます。
屋根
屋根以外の場所からの雨漏りもあると言っても、やっぱりまずは屋根を疑ってみましょう。
屋根は雨風の影響を受けやすい場所です。
瓦屋根の場合、台風の風圧や地震の揺れなどで少しでもずれると、そのすきまから浸水してしまいます。
日頃から屋根に異変がないかチェックしましょう。
また経年劣化によって、瓦が掛けると本来の機能が果たせず雨漏りの原因になることもあります。
瓦のずれ以外にも細かくチェックするようにしましょう。
- ずれた瓦は元に戻し、割れた瓦は新しいものと取り替える
屋根に登るのは危険が伴うので、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
ベランダ
屋根と同じく雨漏りの原因としてよくあるのがベランダです。
人の出入りが多く力がかかりやすく、また屋根と同様、雨風に晒されているため劣化しやすい場所でもあります。
ベランダには防水塗膜といわれる保護剤が塗られていることが多いですが、人の出入りによって塗料が剥がれると小さなヒビから浸水してしまいます。
また雨水を排水する排水溝が詰まっていると、たまった雨水がうまく排水されず、小さなヒビから浸水することもあります。
- 防水塗膜が剥がれてきたと思ったら定期的にメンテナンスを依頼する
- 雨水排水溝の詰まりは定期的に掃除をする
ベランダの応急処置はこちらの記事で詳しく知ることができますよ!
天窓
室内に明るい光を届けてくれる天窓。
しかし屋根と同様、雨風に晒されやすいので、どうしても劣化しやすい場所でもあります。
一般的な窓はガラスと枠部分の密着性を高めるため、コーキングと呼ばれるゴム状の樹脂で隙間を埋めます。
しかし、このコーキングは経年劣化すると硬くなり、ヒビや隙間が発生します。
ここに雨が降ることで雨漏りしてしまうのです。
コーキングは、建築物において、気密性や防水性向上を目的として、隙間を目地材などで充填すること。その材料であるパテなどをコーキング材・コーキング剤・充填材または単にコーキングと呼ぶ。同じ意味の言葉にシーリングがある。
引用:Wikipedia
- コーキングの定期的なメンテナンスを依頼する
外壁
実は、外壁からも雨漏りはするのです。
外壁からの雨漏りは、ひび割れ、サイディングの場合、つなぎ目のコーキングの劣化からも起こります。
外壁からの雨漏りが起こると、壁の内部で腐食やサビが発生し、家自体の強度が低下してしまいます。
- 外壁にひび割れがないか?
- サイディングのつなぎ目のコーキングの弾力性がなくなっていないか?
壁からも雨漏りがするんですね!詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。
実は雨漏りじゃなかった?!水が滴る意外な原因をご紹介

家の中で水が滴っていたら、つい雨漏りだと思ってしまいますよね。
でも、実は雨漏りではない場合もあります。
漏水
家の中には水道管、排水管など水が通る箇所が何箇所かありますが、これらが経年劣化すると漏水の原因になります。
雨が降っていないのに家の中が濡れている、そんな時は漏水を疑ってみましょう。
水を使ってないはずなのにメーターが動いていたら、漏水の可能性があります。
無駄な水道代を払うことになってしまうので、早急に専門業者に修理を依頼しましょう。
結露
意外に見落としてしまうのが「結露」です。

「雨漏り」と「結露」は見た感じが似ているので、どちらか迷われることが多いと思います。
次のポイントに当てはまる時は「結露」の可能性が高いので、違いを確かめてみてください。
- 秋から冬にかけ、暖房などで部屋をあたためている環境
- 換気をすることで解消される
外が寒く室内が暖かい場合に発生しやすい結露、雨漏りと同様放っておくと家の傷みの原因になります。
1日に数回窓を開け、室内の湿度を適度に保ちましょう。
こまめに換気をし、室内の空気を入れ替えることで結露は防げます。

雨漏りの原因と解決のヒントまとめ
雨漏りの原因がわからないとどう対処したら良いかもわからないですよね。
主な原因にはどれも経年劣化が共通してありますが、定期的なメンテナンスと目視での点検で少しでもそのスピードを遅らせることはできます。
ちょっとしたお手入れで、長く快適な生活を送りましょう。
- 雨漏りが起こる原因を知っておきましょう。雨漏りではない原因も考えられます。
- 定期的なメンテナンスで、劣化した箇所を補修しましょう。
- 雨漏りの修理は専門の業者に依頼しましょう。
何か起こっても早く対処できると、費用も安く済むし、すぐ治せるからね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

漏れてる水の分も水道代が発生しちゃうし、早く修理しないといけないわね!