【外壁塗装】耐用年数30年は本当?国税庁の法定耐用年数とは?

 

外壁塗装には寿命があります。

 

そのため、塗り直しが必要になりますが、その時期をご存じですか?

 

塗料によって違いがありますが、塗り直しには3年~20年という幅があります。

 

この期間を耐用年数といい、この時期を見誤ると外壁に深刻なダメージを与えてしまいます。

 

そうなると高額なリフォームを検討しなければいけません。

 

そこで、今回は外壁塗装の耐用年数についてお伝えしますね。

 

この記事を読めば、次のようなことがわかります。

 

  • 外壁塗装の耐用年数とは何か?
  • 塗料・建材・コーキング、それぞれの耐用年数
  • 耐用年数を長く保つためのポイント
  • 耐用年数30年は本当なのか?
  • 耐用年数と法定耐用年数の違い

 

ぜひ、最後まで読み進めてみてくださいね!

 

外壁塗装の耐用年数って?

 

外壁塗装の耐用年数といわれても、よくわからないという読者様もいらっしゃることと思います。

 

まず、外壁塗装の耐用年数とは何かということですが、ここでいう耐用年数とは「使える予定の年数」のことを指しています。

 

つまり、限りがあるということです。

 

外壁塗装の耐用年数とは
  • 塗料の耐用年数
  • 建物の耐用年数

 

補足

  • 塗料の耐用年数⇒各塗料メーカーが『塗装後から何年間、耐久性を保っていられるか』ということを示したもの。
  • 建物の耐用年数⇒国税庁が発表している建築材ごとの建物の寿命を発表しているもの。

 

上で書いたように、塗料建物により外壁塗装の耐用年数に大きく関わってきます

 

詳しく説明していきますが、その前に外壁塗装のタイミングについて考えてみましょう。

 

耐用年数のことを早く知りたいという読者様。塗料編建材編があります。それぞれの単語をクリックすればジャンプすることができますよ!

 

外壁塗装のタイミング

はるこ
外壁って普段からじっくり見ることがないけど、どれくらいで塗り替えるものなの?

 

あつし
おおよその目安としては、10年と言われているよ!

 

【目安】

一般的に築10年が1回目の塗装をする目安だと言われています。

 

理由としては、日本の住宅の外壁はほとんど、「窯業系サイデイングボード」が使用されていることが挙げられます。

 

この窯業系サイデイングボードは、主成分がセメントで防水性能が全くないので、塗装で防水性を持たせています。

 

その防水の耐用年数が5~7年であり、その他の外壁材もほとんどが同じ程度の年数で防水性能が切れてしまうため、塗り替えのタイミングは10年程度と言われるのです。

 

【劣化】

外壁が劣化していくと、外壁の色あせ → 塗装の剥がれ → ひび割れという風にどんどん劣化していってしまいます。

 

色あせ程度ではすぐに塗装を塗り替える必要はありませんが、剥がれが出てきたら、そろそろ時期を見て外壁塗装を考えましょう。

 

ひび割れの状態になってしまうと、その部分から水分が入っていき、外壁自体の強度の低下をもたらしますのでご注意下さい。

 

あつし
塗料はきちんと乾かさないといけないから雨の時期は避けた方が早く工事が終わるよ。

 

はるこ
そうよね、梅雨の時期だと湿気が多いから、なかなか乾かないわよね。

 

あつし
そうそう。

しっかり乾かさないと、後から塗装が浮いてきたり、剥がれやすくなっちゃうんだって。

 

外壁塗装の耐用年数【塗料編】

 

塗料にはいろいろな種類があり、それぞれに耐用年数と特徴があります。

 

また、各メーカーからもさまざまな塗料が発売されています。

 

そのすべての耐用年数と考えると膨大ですが、塗料の名前は違っても種類は同じなので、塗料の種類ごとの耐用年数を把握しておくと安心です。

 

塗料の耐用年数を一覧表にしてみました。塗料選びに悩んだ時の参考にしてください。

 

耐用年数が長い塗料は価格が高額になり、逆に耐用年数が短めの塗料は価格が安価になっています。

 

価格と耐用年数のバランスがとれているのはシリコン系で、近年よく選ばれています。

 

はるこ
やっぱり良いものは高いのよね~

 

あつし
そうだね。

工事するのにも費用がかかってくるから、その辺のバランスが大事だね

 

はるこ
シリコン系を使う場合が多いのね?

 

あつし
シリコン系は耐久性も優れてるし、カラーバリエーションも多いんだよ。

遮熱性とか防水性に優れている塗料もあるから、業者に聞いてみるのも良いね!

 

外壁の維持費用を抑える方法

外壁塗装の目安が想像よりも短いと思われた方も多いのではないでしょうか。

 

そんな読者様に外壁の維持費用を抑える方法をお教えします!

 


引用:外装塗装コンシェルジュ

 

上の図は耐用年度が違うけれども価格が同じ。そういう塗料を使用した場合の費用を比較したものです。

 

よく見ると、耐用年数が10年の塗料だと40年の間に4回の塗り替えが発生します。

 

ところが、耐用年数が15年の塗料だと40年の間に3回の塗り替えに抑えられています。

 

このように耐用年数の違いによって、塗り替えの回数が変わってきます

 

外壁の維持費用を抑えたいと思う場合は、塗料選びにも慎重になる必要があります。

 

塗料選びの選択肢は?

塗料を選ぶためには選択肢が2つあります。

 

  1. 耐用年数が短く、安い塗料を使用する。
  2. 耐用年数が長く、高い塗料を使用する。

 

1の場合は短い周期で塗り直しを行い、2の場合なら長い周期で塗り直しを行います。

 

どちらを選ぶかはそれぞれですが、ここで重要なポイントがあります。

 

塗装工事には足場代や人件費などの費用がかかる。

見落としがちですが、塗装をするのに必要なのは塗料代だけではありません。

 

足場代や人件費が必要で、塗装工事費用の大部分にこの費用が占めるという事実があります。

 

外壁の維持費用を節約するポイント

塗料の単価が高くても耐用年数が長いものを選ぶ

⇓ ⇓ ⇓

塗り替えの回数を減らすことができる

⇓ ⇓ ⇓

人件費や足場代を節約できる

⇓ ⇓ ⇓

結果的に外壁の維持費用が格段に安くなる

 

塗料を選ぶときは、長期間のトータルコストを比較することも視野に入れながら決めることが大切です。

 

外壁塗装の耐用年数【建材編】

 

国税庁から建築材での耐用年数(寿命)が発表されています。

 

とはいっても、建物は耐用年数が過ぎたからと言って住めなくなるわけでもありません。

 

流行の古民家などをみていただければわかると思います。

 

そこで建築材の違いで耐用年数がどう変わってくるのか、また外壁材屋根材などの耐用年数がどうなっているのか一覧表にしてみました。

 

ほかにもコーキング防水工事の耐用年数も調べています。

 

各一覧表をすぐご覧になりたい読者様はそれぞれの単語をクリックしてください。

 

該当の一覧表にジャンプすることができます。

 

建築材の耐用年数

 

はるこ
鉄筋や鉄骨で建てられた建物ってやっぱり耐用年数が長いのね。

 

あつし
そうだね。でも、耐用年数が22年あるからといって、何もしなくていいというわけではないよ。

 

はるこ
え、そうなの?

 

あつし
そうだよ。経年劣化を考えると、定期的な外壁塗装をしていい状態に保ってこその22年間なんだ。

 

はるこ
お手入れって必要なのね・・・

 

あつし
国税庁の発表している数字はいい状態を保てるようにメンテナンスをしているっていうのが前提になっているからね。

 

外壁材の耐用年数

ALCボードとは、セメント、生石灰、珪石、発泡剤のアルミ粉末が主原料で、 高温高圧蒸気養生という製法で作られた軽量気泡コンクリート建材

 

ここではタイルはメンテ不要としていますが、建材として永久に使えるわけではありません。やはり、手入れは必要です。

 

他の外壁材でもそうですが経年劣化というものからは逃げることができません。

 

周期的なメンテナンスを行うことで外壁材が持っている本来の耐用年数を保つことができます。

 

屋根材の耐用年数

 

屋根の耐用年数は思っているより短いです。

 

その理由は、常に強い紫外線や雨などの環境的ダメージを受けているからです。

 

はるこ
瓦屋根って耐用年数が長いのね。昔からの日本家屋ってやっぱり捨てがたいわ☆

 

コーキングの耐用年数

 

コーキング(シーリング)は外壁材が受けるダメージのクッション材という役割をもっています。

 

そのため、劣化が激しいので注意してください。

 

下記の症状が出たときは新しくすることをおススメします。

 

  • コーキングにヒビが入る(ヒビ割れ)
  • 外壁とシーリング材の間に隙間ができる(剥離)
  • シーリング材の真ん中が切れる(破断)
  • シーリング材が取れる(欠落)

 

防水工事の耐用年数

工法 耐用年数
FRP防水 7~10年
シート防水 10~12年
ウレタン防水 10~12年
アスファルト防水 15~20年

FRP防水とは、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えた混合物を、ガラス繊維などの補強材と組み合わせた塗膜防水です。

 

防水工事は雨漏りを防ぐ大切な工事です。

 

この防水工事を怠ると、普通のメンテナンスですむものが、大規模なリフォームになってしまう場合もありますのでご注意下さい。

 

外壁塗装の耐用年数を長く保つためのポイント

二世帯住宅のリフォーム費用

 

外壁塗装の耐用年数を長く保つためのポイントがあります。

 

どの方法も簡単にできることですから、耐用年数を保つために覚えておきましょう。

 

環境は重要

立地や地域で耐用年数が変わっていきます。

 

読者様が住んでいる場所の環境を知っておくことは重要なポイントです。

 

雨が多かったり、湿気が多い地域に住んでいる場合、家の外周には物を置かないようにしておきましょう。

 

そうすることで風通しがよくなり、耐用年数に大きく影響します。

 

塗料選びは大事

外壁塗装の耐用年数を長くしたい場合は、コストパフォーマンスや耐久性に優れた塗料を選ぶ必要があります。

 

シリコン系・ラジカル系はコストパフォーマンスがいいですし、フッ素系は耐久性が高いです。

 

ただ、フッ素系は価格が高いためシリコン系やラジカル系が選ばれる場合が多いようです。

 

外壁塗装は周期的に行うものです。「家を守っていくため」という長期的な目で考えることが必要です。

 

外壁塗装の塗料について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ!

リフォームで外壁塗装!塗料の種類やカテゴリーと機能性塗料について

2020年3月20日

 

作業は丁寧に

業者を選ぶ時も注意が必要です。悪質な業者になると、既定の塗布量を守らないことがあります。

 

塗料をすごく薄めて塗布したり、下塗りを丁寧にしない。

 

そのようなことが中塗り・上塗りとの密着度が低く塗装がすぐ剥がれる原因にもなっています。

 

安さだけにこだわらず、しっかり丁寧に塗装をしてくれる外壁塗装業者を探し依頼する必要があります。

 

3回塗り以上の塗装が必要

外壁塗装の塗り回数は一般的に3回塗りといわれています。この回数は塗装をする上での最低限の塗り回数です。

 

耐用年数を高めたいのならば、3回塗りではなく4~5回塗りを外壁塗装業者に依頼する必要があります。

 

4~5回塗りをして、しっかりと塗料が塗られることで耐用年数もあがります。

 

ただし、塗料を厚くしすぎると逆にはがれる原因にもなるので、業者を選ぶときは塗装技術が高いことを確認してください。

 

そして、塗り回数を増やすことはコストも高くなるということです。

 

耐用年数とコストのどちらを重要視するのか、よく考えるようにしてください。

 

外壁塗装の耐用年数が30年?

 

外壁塗装を勧めてくる業者の中には「この塗料なら30年持ちます」というアピールをしてくる業者がいます。

 

その場合は、注意してください。

 

上にも書いたように、今の塗料の耐用年数は最大でも20年程度です。

 

はるこ
ここまでの話しを聞いたら、長持ちするって言われたら高くてもそれをお願いしたくなっちゃうわ。

 

あつし
そうなんだよ。

リフォーム業者の中には悪徳業者もあるから、気を付けないといけないよ。

 

はるこ
30年持ちますよって言われたら追い返さないといけないわね!!

 

あつし
そうだね(笑)

 

耐用年数が30年も40年もする塗料がもしあったとしたら、塗装業界内でスタンダードになっているはずです。でも、そういった塗料はまだ開発されていません。

 

  • 「わが社だけ」
  • 「この地区だけ特別に」

 

このようなセールストークにはご注意下さい。

 

外壁塗装の耐用年数と法定耐用年数の違い

 

今まで塗料や建材の耐用年数と言ってきました。

 

でも、読者様の中には『耐用年数』ではなく『法定耐用年数』なのではないか、と思われる方もいると思います。

 

この2つの言葉ですが、どちらも塗料や建材がいつまで使えるか、という指標であることに違いはありません。

 

違いを上げるとすれば、法定耐用年数というのは税法上の言葉ということです。

 

マンションやアパートなどの経営者が外壁塗装を行ったとき、確定申告をする必要があります。

 

その時の減価償却に関係してくるのが法定耐用年数というわけです。

 

つまり、法定耐用年数とは税法上の「減価償却資産の耐用年数」であって、実際に「使用に耐えうる期間」ではありません

 

そして、個人で外壁塗装をした場合でも確定申告をして減税することが可能です。

 

ただし、これにはさまざまな条件と書類が必要で、個人で書類を準備したり工事内容を調べたりという作業が必要になってきます。

 

これが結構、大変な作業なので外壁塗装を行うときは減税制度に詳しい業者に依頼するということをおススメします。

 

はるこ
自分の家の外壁塗装をした時って減価償却にはならないのね?

 

あつし
そうだよ。減価償却っていうのは企業が設備投資に要した費用を資産が使用できる期間で費用配分する手続きのことなんだ。

個人の場合は住宅ローン控除で減税するしか方法がないんだ。

 

はるこ
外壁塗装で住宅ローン?

 

あつし
実は外壁塗装のような増改築リフォームは住宅ローン控除を受けることができるんだ。

でも、書類とかややこしいから、業者に任せた方が安心だね。

 

外壁塗装と耐用年数についてのまとめ

 

今回は、外壁塗装の耐用年数についてまとめてみました。

 

塗装というので耐用年数は塗料だけかと思っていたら、実は建物の耐用年数も考えなければならないということに正直驚きました。

 

また、外壁塗装のリフォームを検討している場合、現在は30年持つ塗料は存在しないということも覚えておいてください。

 

業者を選定する場合には、ここを忘れずに対応してください。

 

そのうえで、リフォームする目的、塗料の希望、予算を一つずつ検討していきましょう。

 

外壁のリフォームは、建物が大きさや傷み具合によって金額も様々ですが、決して価格の安さだけをみて決める物ではありません。

 

かかる費用が大きいだけに、確定申告で住宅ローン控除などが適応できないかも考えましょう。

 

はるこ
どうせならお得にリフォームしたいものね!

 

あつし
そうそう。

ややこしいかもしれないけど、対象になるのなら、控除は受けた方が得だからね!

 

はるこ
詳しいことは分からないけど、あっくんが言うならきっとそうなんだわ!

 

外壁塗装は10年を目安に考えるようにしてください。

 

その理由は外壁の耐用年数が10年をめどにしているというのが大きいです。

 

耐用年数を過ぎても住むことはできます。

 

でも、きちんとしたメンテナンスをしていても家はだんだんと傷んできます。

 

しかし、外壁塗装をきちんとすることで家の寿命を長くすることができるのです。

 

大切な家を1日でも長くもたせたい。

 

そう思うのなら、外壁塗装などのメンテナンスはきちんとするようにしてくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

あつし
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2020年6月13日

 

 

 

 

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