「壁にヒビが入っていると、地震が起きたらそこから建物が崩れてしまうんじゃないですか?」
こんなことを聞かれたことがあります。
でも大丈夫。
一般的な住宅なら内壁は勿論、外壁でもヒビがあるからってそこから建物が崩れおちたりはしません。
ただ、ヒビから雨水などがしみこむと建物にとって大切な構造体にダメージを受けることがあります。
住んでいて特に困ることもないので意識したこともなかった外壁リフォーム。
ポストに入っているチラシや、飛び込み営業マンの言葉に心配になることもありますね。
「今のままでは大変なことになるからすぐ外壁を塗り替えなければいけません!」なんて。
家のことだとあまり慣れていないので、専門家がそういうならやらなければいけないに違いない……
そう思うかもしれませんが、家も他の商品と同じです。
脅しをかけてくるような営業マンは、怪しいと思っておきましょう。
今回は、外壁リフォームにおいての業者の選び方についてまとめてみました。
■目次
外壁リフォームを考えるきっかけ

よほど大きなダメージを受けない限り時が流れるままに放置してしまいがちな外壁塗装です。
リフォームをするきっかけは、このようなことではありませんか?
- チラシが入っていた。
- 飛び込みの営業マンに勧められた
- ご近所さんが外壁塗装をして建物が綺麗になった。
チラシが入っていた or 飛び込みの営業マンに勧められた
共通してこのような理由が挙げられがちです。
- 耐用年数を超えているから工事が必要
- 最新の塗料は数十年塗替え不要
- 今ならお得
耐用年数はともかく、「最新塗料」や「お得」は要注意です。
外壁塗装工事は100万円くらいはするので二の足を踏みがちなところ。
そこに数十年も長持ちする最新の塗料が、今だったらお得!なんて言われたら……
「ラッキー!このチャンスを逃してはいけない!」と思ってしまいますよね。
でも、危険すぎます。
だいたい、どうしてそんな都合のいい話が降って湧いてくるのでしょうか?
仮に最新のすごく長持ちする塗料が作り出されたとして、しかも今だけお得だというのが事実だったとしたら。
外壁リフォームをする予定だった人々が嗅ぎつけて、営業マンがあなたのところに来る前に売り切れてしまうことでしょう。
ご近所さんが外壁塗装をして綺麗になったから
ご近所さんが外壁リフォーム工事をしたら、見た目が大きく変わっていいなあ、と思いますよね。
それに比べると、今まで平気だったのに、自分の家の古びた外壁がみすぼらしく見えてくるから不思議です。
ところで、こんな話があります。
ある山間部でちょっと変わった外壁の集落を見ました。
何か特別なエピソードでもあるのかと聞いてみたことがあります。
すると、集落の誰かがリフォームをしたので、それをいいなと思ってどんどんみんながその会社でリフォーム工事をしだしました。
それで、ちょっと変わった外壁の集落になったということがわかりました。


- 特別なオリジナル商品にご用心。特に、何十年ももつ不思議な素材なんていうものは存在しない
- ご近所のリフォームにご用心。どんな理由で業者を選んだのか確認する
しかもそんな特別な商品こそ「あなただけ」「今だけ」とって、お得になるなんていう話が向こうから舞い込んでくるはずがありません。

じゃあ、外壁リフォームの業者ってどうやって選べばいいのでしょうか? それぞれの業者の特徴をご紹介していきますので、選ぶ時の参考にしてみて下さいね! まずは、家を建てた時のハウスメーカーさんや工務店に頼むのが安心です。 でも、家を建てて何年も経っていると、担当の方や、経営者が代替わりしていて、安心感がないかもしれません。 その場合は別の工務店や建設会社、リフォーム会社などに取り次いでもらうことができます。 工事の過程と手抜きがちな箇所をまとめてみました。 しっかり養生してもらえないと、例えば駐車している車に塗料がかかってしまったりします。 塗料の品質が落ちたり、塗装回数や乾かす時間が充分でないと、耐用年数が短くなってしまいます。 ということは、短い期間で塗り直しが必要になってしまうのです。 工事店に頼めば、マージンが発生しないことが多いため、手抜き工事をする確率が下がります。 ただし、中間マージンが発生しない、自社施工かどうか確認は忘れずに。そして複数の業者から見積もりをしてもらいましょう。 但し、見積書は会社によって違います。 一般人が思う「普通の塗料」もいろいろあるので、いくつかの会社からの見積もりをとっても、素人が比較して見極めるのが難しい場合もあります。 どんな塗料を使うのか、どんな内容の工事をするのか、納得できるまで説明をしてもらいましょう。 工事は安いが、長い目で考えてみると逆に高くつく可能性も。 安い分、コストを下げるために、品質のよくない塗料を使ったり、手抜き工事をされる可能性が高くなるからです。 様々なサービス会社があります。サービス会社に加盟するには一定の基準をクリアしていないといけないので、悪徳業者は避けられそうです。 工事をすることになると紹介手数料は発生しますが、見積もりは無料です。 現場調査以降の見積もり提出の方法をメール、郵送、FAXなど選ぶことができるので、調査後の営業を避けることができます。 価格に見合わない場合は申し込まなければいいだけなので、相見積もりを取るハードルは低く感じます。 外壁リフォーム業者の選び方のまとめは以下の通りです。 ※外壁塗装工事以外にもリフォームが必要な場合は取次店を利用する。 外壁リフォームは相場がわかりにくく手抜きされることがある、と思われがちです。けれど長く続いてきた会社には実績があるし、新設された会社には熱い想いがあるかもしれません。 ネットの口コミや一括見積もりサイトを参考することはもちろん、大切な家を任せられる業者は自分の目で見定めることが大切です。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
業者を選ぶ方法
取次店に頼む
工事店に頼む
激安業社に頼む
インターネットの一括見積もりサービスを利用する
外壁リフォーム業者の選び方のまとめ