軽量瓦と軽量屋根材は耐震性を高める?防災からリフォームを考えよう

 

こんにちは、あつしです。

読者の皆さんは、屋根のリフォームを考えたことはありますか。

雨漏りや屋根が壊れたなんてことがなければ、そんなことは考えないですよね。

 

ですが、災害大国日本では大型の台風や地震などもよく起こります。

防災の観点から、地震などの災害のときの被害を減らすために屋根を軽くしたいと思う人も増えています。

今回は、防災に役立つ軽量な瓦や屋根材について解説します。

 

軽量な瓦・屋根材が防災によい理由

 

国土交通省が2020年までに住宅の耐震化率を95%に上げる目標を掲げて耐震化を進めていることをご存じでしたか?

近年さまざまな災害が頻発しています。

大きな地震も相次いで起こり、倒壊する家屋の写真を目にする機会が多いこの頃です。

今まさに、災害に強い家が求められている時代になったと言えるでしょう。

耐震性を高めるには家屋本体の強度も大切ですが、屋根を軽くすることで地震による影響を少なくできます。

 

引用:朝日ホーム

 

はるこ
屋根が軽いと地震で倒壊するキケンが減るのならリフォームを考えようかしら

 

軽量な瓦・屋根材の種類と特徴

 

屋根が軽くなると地震の揺れ自体を小さくすることができるんですね。

軽量な屋根材は瓦から金属などさまざまな種類がありますが、大きく3種類に分かれます。

 

瓦 (重い屋根材)
  • 伝統的な陶器の瓦  1平方メートルあたり45kg~50kg
  • 軽量瓦       1平方メートルあたり35kg程度   従来の瓦より10~30%軽い粘土瓦
  • 防災瓦       従来の瓦をより風で飛ばされにくく設計した瓦
軽量屋根材 金属、アスファルトなど 塗装したもの
  • 化粧板スレート               1平方メートルあたり約20kg
  • 金属屋根(ガルバリウム鋼板、トタンなど)  1平方メートルあたり約5kg
  • 樹脂繊維セメント混合材料の屋根材      1平方メートルあたり約20kg

 

それぞれに特徴があり、メンテナンスの方法も違ってきますので詳しく見ていきましょう。

 

軽量瓦か軽量屋根材か

 

はるこ
ところで、軽量瓦と軽量屋根材の違いって何なの?

 

あつし
瓦は粘土を焼いたもの、軽量屋根材は塗装したものなんだ。

 

軽量瓦

軽量瓦は軽量という名前がついていますが、重い屋根材に分類されます。

実は軽量瓦という名前は、瓦は重いというイメージを払拭するために業界で名付けたからなんです。

 

軽量瓦のメリット
  • 従来の瓦からのリフォームもしやすい、和風の家になじむ
  • 地震で屋根の重みで倒壊する心配が低くなる
  • 音を吸収するので雨音など気にならない
  • 熱を蓄える、日差しの熱が伝わるのを防ぐ
  • 約30年間メンテナンス不要
  • 長持ちする
  • 長い目で見るとコスパが良い
  • 建物への負荷が大幅に減る
  • 防水性、湿気や結露に強い 雨水が流れ落ちやすい、野地板とのあいだにすきまを生む

 

デメリット
  • 初期費用が高い
  • 強い衝撃で割れることがある
  • 凍害による割れ

 

■軽量防災瓦

軽量瓦の中でも、防災に特化した瓦を防災瓦といいます。

軽量瓦の特徴に加えて、瓦同士をアームで固定しているものです。

台風などの暴風に飛ばされにくいだけでなく、瓦同士がくっつくことで防水性も高まります。

もちろん地震の揺れにも崩れにくいので、家の防災対策としてより安心な住まいにできますね。

 

引用:鶴弥

 

はるこ
地震にも台風にも安心なのは、うれしいわね

 

軽量屋根材

■化粧スレート屋根材(塗装品)・・・約20kg/平方メートル

引用:神清

 

化粧スレートは板状の屋根材でセメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものをいいます。

読者の皆さんの中には、「カラーベスト」や「コロニアル」という名前をご存じの方もいらっしゃるでしょう。

それほど化粧スレートは身近な屋根材なんです。

 

もともとスレートは天然の粘板岩を薄くした屋根材のことをいいます。

天然の石だけにコストがかかるので、日本ではセメントに塗装をしたものを使っています。

天然の粘板岩のスレートを天然スレート、セメントに塗装したものを化粧スレートといいます。

色もさまざまあるので、壁材に合わせて選べます。

 

メリット
  • 軽くて耐震性が高い
  • 瓦に比べて安価
  • 施工できる業者が多い
  • 日本瓦などより安価
  • カラーが豊富
  • 燃えにくい・断熱効果

 

デメリット
  • 割れやすい
  • コケやカビが発生しやすい
  • 耐久性・防水性が低い
  • 10年ごとに塗装や点検が必要

 

スレートの住宅は軽量なだけでなく、おしゃれで価格も抑えられるので屋根材に選ぶ人も増えてきました。

ただ、スレートの耐用年数は15~20年程度になり、瓦と比べて期間が短いのがデメリットです。

加えて10年ごとの点検や塗装の費用もかかるので、長い目でみると高くついてしまう傾向にあります。

 

■金属屋根材(塗装品)・・・約5kg/平方メートル

かつてはトタン屋根が一般的でしたが、断熱性に欠けたり錆びたりなどが短所でした。

最近はガルバリウム鋼板という耐食性・耐熱性・耐用年数に優れた屋根材が一般的になってきています。

ガルバリウム鋼板の屋根については、こちらの記事を参考になさってください。

屋根材はガルバリウムでリフォームがおすすめ!?費用や特徴も調査!

2020年2月22日

 

メリット
  • 軽いので耐震性がある
  • 防水性が高い
  • 加工しやすい
  • 初期費用が安い

 

デメリット
  • 遮音性が劣る
  • 断熱性に劣る
  • 塩害に弱い(海辺など)
  • 重厚感に欠ける
  • 10年ごとに塗装などの費用がかかる

ただスレートと同様、10年ごとにかかるメンテナンス費用は瓦に比べてかなりの負担になってしまいます。

 

■樹脂繊維セメント複合材料(塗装品)・・・約20kg/平方メートル

セメントに気泡と樹脂繊維を組み合わせた比較的新しい素材で、重さはスレートとほぼ変わりません。

ケイミュー株式会社から販売されているルーガが有名です。

瓦のタイプとスレートタイプの瓦とあるので、選択肢が広がりますね。

 

あつし
ルーガは軽いだけでなく、大人がハンマーで叩いても割れないほど丈夫な屋根材といわれています

 

引用:kmew

 

メリット
  • 軽い       独自の乾式工法を採用し屋根面積30坪で約3000kgの軽量化
  • 色褪せしにくい  グラッサコートという特殊なコーティングにより紫外線につよい
  • 頑丈       セメントに混ぜた繊維素材によって粘りを持たせ割れにくい構造
デメリット
  • 施工・修理してもらえる業者が限られる
  • 工事費が高い
  • 年間積雪が30cm以下の地域に限られる
  • 耐用年数は長めだが、10年ごとの点検は必要

 

軽量瓦と軽量屋根材どちらがいいの?

軽量瓦と軽量屋根材を初期費用と耐用年数、メンテナンスを必要とする期間で比べてみます。

軽量瓦 初期費用高め 耐用年数 50年~100年
軽量防災瓦 初期費用高め 耐用年数 50年~
スレート 初期費用低め 耐用年数 15年~20年 10年ごとに塗装
ガルバリウム鋼板 初期費用低め 耐用年数 15年~30年 環境によりメンテナンス要

 

はるこ
費用の面だけなら、瓦の方がいいのね

 

あつし
そうだね、母さん。でも葺き替えできる家とできない家があるんだよ

 

軽量瓦に替えるには

 

防災に軽量瓦や屋根材を選ぶことは有効ですね。

ただし、現在住んでいる住宅の屋根の素材によって可能な屋根材が違ってきます

 

例えばスレートの住宅では、重い瓦を支える構造になっていないので、重い屋根材に分類される軽量瓦に葺き替えはできないのです。

その点、ルーガのような樹脂セメント複合材料による瓦状のものはスレートからの葺き替えが可能になります。

カバー工法も可能ではあるものの二重屋根となるため、家屋にかかる負担を考えるとおすすめはしません。

 

現在の屋根材 瓦へ替える スレートに替える 金属に替える
スレート ×
金属 × ×

 

軽量瓦・軽量屋根材まとめ

 

近年、自然災害が頻発しています。

地震や台風などの災害に強い家を求める人が多くなりました。

屋根の瓦を軽量にする軽量瓦と軽量屋根材は、地震の揺れを軽減でき家屋の被害を少なくすることができます。

軽量屋根材として大きく3つあります。

  • 軽量瓦
  • 軽量屋根材
  • 防災瓦

 

軽量瓦の特徴

  • 耐久性に優れる
  • 初期費用が高い
  • メンテナンス費用が抑えられる

 

軽量屋根材の特徴

  • 耐久性は瓦に比べて劣る
  • 初期費用が抑えられる
  • きめ細かいメンテナンスが必要

 

屋根を葺き替える際は、現在の屋根材と同じ重さのものか軽いものにすることが重要でしたね。

防災の観点からも軽量瓦・軽量屋根材に葺き替えるのはおすすめです。

どんな屋根材を選んだらよいのか、費用はどのくらいかなど専門の業者に相談するのがよいでしょう。

 

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あつし
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外壁塗装のヌリカエは悪質!?口コミや評判を徹底調査!!

2020年6月13日

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

執筆者の紹介

執筆者:あつし 有資格:外壁アドバイザー

リフォームの中でかなり費用がかかる屋根・外壁はとても施工面積が広いので、業者や素材の選び方次第で支払額がまったく変わってきます。このブログは有資格者の僕が、読者様が損しないように有益な情報をまとめています。執筆者のプロフィール>こちら

 

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