歴史的建築物でも多く見られるレンガ積みの建物は重厚感があって素敵ですね。時間が経つに連れて趣が出て、アンティークな雰囲気がまた魅力です。
ただ、日本の住宅に多いモルタルやサイディングの外壁と比べると、コストや施工の面でお手軽ではありません。
でも、諦める必要はないんです!
「レンガタイル」という外壁をご存じですか?
レンガのような素敵な見栄えなのに、コストや施工の問題を解決してくれるのがレンガタイルです。
「レンガの外壁には憧れるけど、なかなか手が出せないわ…」とお悩みの方必見です!
レンガタイルについて詳しくご紹介いて行きますので是非ご参考下さい。
■目次
レンガタイルとレンガ

では、レンガタイルとレンガ積みの特徴を比べてみましょう!
レンガタイルの特徴
レンガタイルは粘土などの天然素材を原料としているので、耐久性に優れています。紫外線や雨などの自然環境に対して劣化や変色・変質がほとんどありません。
また、本物のレンガに比べて軽いので扱いやすく、汚れにくいなどの特徴があります。
レンガタイルには釉薬(ゆうやく)を塗って焼き上げる施釉(せゆう)タイルと、塗らずに焼き上げる無釉(むゆう)タイルがあります。
素焼(すやき)の陶磁器の表面に光沢を出し、強度を強め、液体がしみ込むのを防ぐのに用いるガラス質の薬品です。
施釉タイルは表面がツルッとした仕上がりになります。
無釉タイルは土や粘土の質感を生かした素朴な風合いです。
タイルはメンテナンスが不要とされていますが、つなぎ目であるモルタルやパッキンは傷みます。ですので定期的(10年間程度)な補修が必要となります。
材料費:4,000~8,000円/㎡ 施工費:5,000円~/㎡ 足場代:150,000円 粘土や岩石を窯の中で高温で焼き上げたレンガは、非常に高い耐久性を持っています。 しかしレンガ自体が重く、外壁全体に常に負担がかかっている状態なので、地震で崩れてしまう可能性があります。 また施工できる業者が少なく、専門職人がひとつずつ手積みするので工期が長くなってしまいます。そのため工事費が高くなってしまします。 レンガを積み上げていく壁だけで外壁を作るので、外壁の基礎工事が必須になり、外壁に厚みが出る分、窓サッシや付帯部の入れ替えなどが必要になります。 このように全体的に大掛かりな工事が必要となります。 材料費:4,500~15,000円/㎡ 施工費:12,000円~/㎡ 基礎工事費:150,000~400,000円 足場代:150,000円 レンガタイルにもレンガに負けない風合いを持った美しいものがあるんです。 おススメのレンガタイルを紹介していきますね! カルセラ(玉川窯業株式会社) 引用:カルセラ 材料価格:4,000円/㎡~ ベルパーチ(LIXIL) 引用:LIXIL 材料価格:5,000円/㎡~ KLASSIK KSN (アイコット・リョーワ) 引用:アイコットリョーワ 材料価格:4,400円/㎡~ レンガタイルの施工は湿式工法と乾式工法の2種類あります。 引用:カルセラ 水を使って練ったモルタルなどを使って下地とタイルを張り付ける工法です。現場で水を使って作業するため、湿式工法と呼ばれます。 古くから行われていた工法で、デザイン性が高く、質感が良いです。また選べるレンガタイルの種類が多いです。 引用:LIXIL 溝を付けたサイディング素材や合板にタイルを引っ掛けて固定するものと、窯業系サイディングの下地に接着剤で固定する方法があります。 水を使わないため、乾式と呼ばれます。 近年主流の工法で、湿式に比べて選べるレンガタイルの種類が少ないですが、乾燥する時間が不要の為、工期が短く済みます。 モルタルを使用しないのでメンテナスの際にコストが下がるというメリットもあります。 湿式工法でも、乾式方法でもレンガタイルは時間が経つと、カビや苔の発生やタイルの割れ、剥離などが発生してくることがあります。 その場合、その部分のタイルを外して新しいタイルに付け替える補修が可能です。 外壁にレンガタイルを使ってリフォームする際の特徴やポイントをご紹介しました。まとめると、 レンガタイルは「レンガのようなお洒落な外壁にリフォームしたいけどレンガは大変だし…」といった方には是非おすすめです。 風合いだけでなく、外壁材として優れていてメンテナンス費用も抑えられます。 きっと読者様のマイホームを素敵にしてくれる事でしょう。 外壁にはレンガも素敵ですが、金属サイディングもおすすめなんです! 気になる方はチェックしてみてくださいね。 詳しくは、こちらをご覧ください。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
レンガ積みの特徴
おススメのレンガタイル
施工方法・価格
湿式工法
乾式工法
外壁にレンガタイルを使ってリフォームのまとめ