「家の外壁塗装が汚くなってきて、そろそろリフォームしようかな…」と思っている方はおられませんか?
せっかくだから、お気に入りの色で見心地のいい外壁にしたいですよね。
そんな中で、このような疑問をお持ちではありませんか?
- 外壁塗料ってどんな種類があるの?
- 外壁塗料がいっぱいあってイメージが沸かない
そこで、今回は「外壁塗料にはどんな種類があるかわからない」というお悩みを解決します。
また、塗料の種類以外について考慮しなければいけないこともあります。
そこで今回は、具体的にこのような順番でご紹介していきます。
- 塗料の種類について
- 塗料のカテゴリーについて
- 機能性を加えた塗料について
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
■目次
外壁塗装の種類は何があるの?

まず初めに、塗料の種類はどのようなものがあるのかを紹介します。
- アクリル
- ウレタン
- シリコン
- フッ素
聞いたことがある名前があるかもしれませんが、化学的で難しい名前のもが多いですね。
外壁の塗料には下の図ののような様々な分類があります。塗料の種類は赤字の部分になります。

それぞれの塗料の性質や、その塗料を使うのにおすすめな人を順番に説明していきたいと思います。


アクリル

引用:リショップナビ
※実際の仕上がりと異なる場合があります。
軽量で色を明確に見せることができます。とてもリーズナブルですが、紫外線に弱く、耐久性がないのがデメリットです。
他の合成樹脂の中で、値段が安く、色が豊富です。
一平米の相場は1,000~1,200円で、アクリル系塗料の耐性年数は約4年と言われています。
- 塗り替えを安く抑えたい方。
- 塗り替えをこまめに変えたい方


ウレタン

引用:市川塗装
※実際の仕上がりと異なる場合があります。
アクリル系塗料に比べて、耐久性、防水性のような性能が上がる塗料です。
他の物に比べて安価で、バランスの取れている塗料になっています。
塗料がはがれている箇所に使ったり、用途の範囲も広いので、様々な場所で使われています。
一平米の相場は1,800~2,000円で、ウレタン系塗料の耐性年数は約6年と言われています。
- 低予算で抑えたい方。
- 塗料の剥がれが気になる箇所がある方
シリコン

引用:塗装専門美匠
※実際の仕上がりと異なる場合があります。
ウレタン系の塗料に比べると、耐久性、対候性、仕上がりの品質が勝る塗料です。
さらに、弾性も優れていて、もし塗ったところに小さくひび割れてしまっても防水性は損なわれません。
一平米の相場は2,500~3,500円で、シリコン塗料の耐性年数は約8年と言われています。
コストパフォーマンスも良く、現在では最も人気な塗料です。
- 耐久性、品質がよいことから、コストパフォーマンスを求めている方
フッ素

引用:ヨシマツ
※実際の仕上がりと異なる場合があります。
耐久性、防水性などの性能は、他の塗料よりも優れています。
一方で、汚れやすいというデメリットもあります。
一平米の相場は3,500~4,500円で、フッ素系塗料の耐性年数は約12年と言われています。
仕上がりはとても美しいのですが、高価な塗料なので一般の住宅ではあまり使われていないのが現状です。
- 長い目で見たときに安い塗料にしたい方
塗料のカテゴリー

ちょっと待ってください!!
実は外壁塗装の塗料は種類だけはなく、そのカテゴリーによっても分類する事ができます。
塗装を考える時は先ほどご紹介したような塗料の種類だけでなく、塗料のカテゴリーにも注意して選択しなければいけません。
それは以下のようなカテゴリーがあります。
- 水性塗料と油性塗料
- 艶あり塗料と艶なし塗料
- 1液型塗料と2液型塗料
わかりやすく図で説明すると、赤字の部分です。

それぞれの塗料のカテゴリーについて順番に説明していきましょう。
水性塗料と油性塗料
塗料にはそれぞれ水性塗料と油性塗料があります。
水性と油性では、薄めている液が違います。
このカテゴリー分けはペンでお馴染みがあるかもしれませんね。
水性塗料は、水で塗料を薄めていて、油性塗料は塗料用シンナーで薄めています。
一般的に水性塗料は外壁、油性塗料は屋根に最適と言われています。

艶あり塗料と艶消し塗料
続いてのカテゴリー分けは、艶あり塗料と艶なし塗料です。
艶あり塗料の中には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などがありますが、艶消し塗料の中にはシリコン系の塗料しか存在していません。

引用:ユーコーナビ
意外と忘れられがちのカテゴリーなので、頭に入れておきましょう。
1液型塗料と2液型塗料
最後のカテゴリー分けは、1液型塗料と2液型塗料です。
1液型塗料というのは、缶が一つになっていて、蓋をあけてそのまま使える塗料のことです。

2液型塗料というのは、缶が主剤と硬化剤の二つになっていて、それぞれを混ぜて使う塗料のことを言います。
なぜ、1液型と2液型塗料があるのかというと、仕上がりや耐久性が異なってきます。
ざっくりいうと、1液型はお手軽な感じ、2液型は耐久性などの性能が高くなるというようなイメージです。


機能性を加えた塗料

塗料には機能を加えた塗料があります。
水をはじきやすくなるなど、何となく想像がつきますよね。
そのような塗料をいくつか紹介していきます。
また、図で説明をすると赤字の部分になります。

セラミック塗料
セラミックは外壁を汚れにくくする機能があります。
具体的にどのように汚れにくくするのかというと、
- 静電気が発生しにくくする。(→チリやホコリが付きにくくなる。)
- セラミックの成分が表面に出てきて、雨によって汚れが流れ落ちる。
のような性質があります。
セラミック入りの塗料には、ウレタン、シリコン、フッ素の樹脂グレードがあります。
ラジカル塗料
ラジカルは、塗料を長持ちさせる機能を持たせる役割があります
これは、アクリルの樹脂グレードしかなく、ラジカルは以下の図に働きます。
【ラジカルが塗料を長持ちさせる仕組み】

引用:日本ペイント
何がすごいのかというと、アクリルなのに樹脂のグレードが上の従来型シリコンに耐久力が勝ってしまう点にあります。
外壁塗料では最新のトレンド技術となっています。
遮熱塗料
遮熱塗料は、太陽の光を反射させやすくして、外壁表面の温度を上げないようにする役割があります。
わかりやすい特徴でいうと、
- 室内の温度をー2℃ぐらいまで下げることが期待できる。
- 特に金属系のものや屋根に塗ると効果が絶大に得られる。
のような効果があります。


外壁塗装リフォーム塗料の種類まとめ
今回はリフォームで外壁塗装をする際に考えたい塗料について解説しました。
外壁塗装の塗料は合成樹脂の種類だけではなく、それぞれのカテゴリーの中でも分類が有り、それを考えることが重要です。
合成樹脂の種類や、カテゴリーにより仕上がりの見た目が変わってきます。
最後にもう一度、塗料の種類とカテゴリーをまとめておきます。
- 水性塗料と油性塗料
- 艶だし塗料と艶なし塗料
- 1液型塗料と2液型塗料
- アクリル系塗料
- ウレタン系塗料
- シリコン系塗料
- フッ素系塗料
また、機能性を加えた塗料についてもまとめておきます。
- セラミック塗料
- ラジカル塗料
- 遮熱塗料
いろいろな種類があり、どの塗料が使えばいいのか難しいですよね。
外壁塗装は家の外観の印象を大きく変えるものとして、とても重要なものとなります。
また、塗装には家の見た目を美くしくするだけでなく、家を守るという働きがあります。
読者様の新しい理想的な外壁選びに役立つことができれば嬉しいです。

詳しくは、こちらをご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
外壁塗装のイロハもわからなかったので、説明がわかりやすくて丁寧でとても役に立ちました。ありがとうございます。
いつもありがとうございます!
お役に立ててよかったです♪
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今後とも宜しくお願い致します(^^)