新築の家を建てた後は、施工業者によってメンテナンス時期は異なりますが、半年・1年・3年・5年・10年などに無料点検があります。
でも、自動車の車検とは違って、絶対にしないといけない点検ではないですし、日々の生活に流されて、家のメンテナンスはどうしても後回しになってしまいがちです。
家を長持ちさせるためには、雨や日差しから住まいを守ってくれている、外壁や屋根のリフォームを考えることをまずおすすめします。
外壁がひび割れてきたってことは、目に見えていない屋根も劣化してる可能性があります。
今回は、外壁と屋根のリフォームについて調べてみました。
■目次
外壁のリフォーム方法



外壁のリフォーム方法の種類

- 塗り替え
外壁のリフォームでは代表的な方法。今ある外壁の上から塗るので比較的簡単なため、屋根の塗り替えも一緒に行やすい。
- 重ね張り
既存の外壁材の上に、下地材を打って、そこに新しい外壁材を取り付ける方法。下地が傷んでいると留められないので、しっかり点検をしてもらう必要がある。
- 張り替え
既存の外壁を解体し、元々の構造を補強した後に、新しい外壁材を取り付ける方法。下地から新しくなるので、構造自体がしっかりとする。
塗り替えの方法がより費用が安く、一般的に多く行われています。
しかし、外壁のリフォーム方法を決める前に「まずは下地をしっかりチェックしてもらう」のことことが大切です。もし、劣化が進んでいるようであれば、下地からやり直すことも検討しましょう。


外壁材の種類と特徴

- 窯業系(ようぎょうけい)サイディング
外壁に張るボード状の材料。表面の加工が板張り風やレンガ風などデザイン性が高い。
- モルタル
セメントと砂などを混ぜて水で練ったもの。壁に吹き付けたり、コテ塗りで仕上げたりと扱いやすい。
- 金属系サイディング
ガルバリウム鋼板は比較的安価だが耐震性が高い。屋根も同じ素材を用いてシンプルな家に仕上げることができる。

外壁材の種類は様々で、雨で汚れが落ちるサイディングもあります。
このような高機能な外壁材はメンテナンスの手間が少なくなる代わりに、価格は高くなります。
選ぶ時には、目先の価格だけでなく、将来のメンテナンス費用を含めた長期的なコストも考えましょう。


屋根のリフォーム方法



屋根のリフォーム方法の種類

- 塗り替え
既存の屋根を洗浄して汚れを落としてから、新しく下塗りと上塗りを行う。
- 重ね葺き
既存の屋根に防水シートを敷き、新しい屋根材を葺く。
- 葺き替え
既存の屋根材を撤去して、新しい下地材を取り付け、防水シートを敷く。それから、新しい屋根材を葺く。
塗り替えが最も手軽な方法と言えます。
しかし、屋根のリフォーム方法を決める前に「既存の屋根材や劣化状況によって、ふさわしい方法を選ぶ」ことことが大切です。


屋根材の種類と特徴

- 粘土瓦
粘土を瓦の形に成形して高温で焼いて作る、昔ながらの和瓦のこと。
- セメント系
セメントで形成して塗装で仕上げている。和瓦よりは安価。
- ストレート系
セメントを元に各種繊維を混ぜることで強化されている。洋風住宅に使われる代表的な屋根材。
- 金属系
薄い銅板の表面に塗装を施したもの。シンプルなモダン住宅に合わせやすい。

引用:リフォームガイド
塗装していないので色落ちはしませんが、下地が劣化すれば葺き替えしなければならない状況も出てきます。
そうなった時は、一から素材を選ぶことが可能です。
重さやデザイン性、耐久性やメンテナンスなどを考えて選ぶといいですね。


外壁と屋根は一緒にリフォームした方がいいの?


外壁と屋根は一緒に見てもらった方がいいの?


外壁は普段から見えるところにあるので、美観の低下や劣化の状態もわかりやすいですが、屋根は雨漏りをして初めて劣化を知ることが多いのではないでしょうか。
外壁にひび割れがあったり塗装がはげていたりする頃には、毎日の日差しや雨から住まいを守っている屋根も、外壁以上のダメージを受けていることは想像がつきますね。
ですので、外壁を見てもらう時には、屋根も一緒に見てもらうことをおすすめします。
外壁と屋根を一緒にリフォームするメリットは?


外壁の塗り替えは足場が必要です。もちろん、屋根を塗り替える時も足場が必要なので、外壁と屋根のリフォームを一緒に行うことでコストを抑えることができますよ。
外壁と屋根のリフォームまとめ
今回のまとめは、このようになります。
- 外壁の塗り替えは足場が必要なので、屋根も一緒にリフォームすると、コストを抑えことができます。
- 重ね張りや張り替えは外観の雰囲気をガラッと変えることができますが、新しい外壁材を使用するので、材料費が新築と同様にかかることを理解しておきましょう。
- 屋根のリフォームは、塗り替え→重ね葺き→葺き替えの順で費用が高くなります。
- 重ね葺きや葺き替えは、屋根材そのものを一新できるという、塗り替えにはないメリットがあります。


外壁は住まいを包み込んで、雨や風から守ってくれています。それと同時に、外気からの影響を受けにくくしています。
「うっすらとひび割れしてきたかも?」
「塗装がはげてきて、美観がよくなくなってきたなぁ」
という、外壁のSOSを見逃さないでくださいね。
日々の日差し、雨や雪から住まいを守ると共に、見た目の美しさも保ってくれている、縁の下の力持ちは屋根です。
「外壁がひび割れてきたけど、屋根は大丈夫かしら?」
「我が家は何年経つかしら。屋根の具合はどうかしら?」
という風に、普段は見えない屋根のことを気にかけてあげてくださいね。
忙しい毎日の中だと、目に見えにくい外壁や屋根のことは後回しにしてしまいがちです。
でも、外壁は家の美観を左右し、屋根は家の耐久性にも影響します。
ですので、外壁や屋根のリフォームのタイミングを知るには、いつも気にかけてあげることだと思います。
それが、家を長持ちさせる方法を見つけることにもなります。

詳しくは、こちらをご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。