あなたが太陽光発電・蓄電池の寿命まで調べているということは…。
最終的にお得になる設備なのか?
それが知りたいということですよね。
前提として話しておきます。
蓄電池を設置したからといって、儲かるわけではありません!


営業さんのステキな笑顔と、自尊心をくすぐられるセールストークを本気にしてないつもりでも。
ちょっとはお得になるのかなぁ…。
と、いつの間にか信じかけていたあなた。
あなたには絶対失敗してほしくないんです!!
太陽光発電・蓄電池がどういう仕組になっているのか、一緒に確認していきましょう。
■目次
太陽光発電・蓄電池の基本的な仕組み


太陽光発電のシステムを設置している家庭は、2018年度で322万戸といわれているんだ。
太陽光発電とは?
②接続箱
③パワーコンディショナー
④分電盤
⑤電力量計
太陽の光を受けて、①太陽光パネルで電気を作ります。
電気を②接続箱に1つに集めます。
集めた電気を家庭で使える電気にするため③パワーコンディショナーで変換します。
④分電盤で電気を各部屋に送ります。
余った電気は⑤電力量計を通って電力会社へ送られます。
このように、機器を使って太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換し、家庭内の電力として使用するのが家庭用太陽光発電の仕組みです。


蓄電池とは?
引用:省エネドットコム
蓄電池とは、電気を蓄えて、必要な時に必要な分だけ使うことができるようにする仕組みのことです。
災害などで停電しても、蓄電池から電気を確保することができます。
蓄電池には、次のように3つの種類があります。
・鉛蓄電池
・ニッケル・水素電池

他の電池と比べて、軽くて大きな電力を持っているのが特長なんだ。


継ぎ足し充電に向いているから、パソコンや携帯電話のバッテリーにも使われているんだ。
儲かる仕組みはこれなんです!


自分にとって価値のある設備にする。
そのためには、どういう仕組みでお得になっているか理解することが大切です。
太陽光発電の最大のメリット!光熱費を削減できる
引用:エネチェンジ
家庭で使う電気は、電力会社から買わなければ使うことができません。
買う必要があるので光熱費がかかりますよね。


つまり、光熱費が削減できるということなんです。

電気を売ることができる

太陽光発電が発電した電気は、電力会社が必ず買い取ってくれます。
国が太陽光発電の普及のために固定価格買取制度という買取制度を用意しているんです。
一般の家庭では、太陽光発電した電気から、自分の家で使った電気を引き算します。
それで余った電気があれば、余剰売電として売ることができるんです。

次の表は、余剰売電の2018年度以降の買取価格をまとめたものです。
太陽光発電の設置費用は、年々下がってきています。
合わせて買取価格も、毎年度引き下げられています。

そのため、年度の変わり目に行われる買取価格の引き下げの影響は受けません。

オール電化と相性がいい

引用:関西電力
オール電化の家庭は深夜の電気代が安く、日中が高い電気料金のプランになります。
もし日中にも電気の使用量が多い家庭であれば、電気料金が割高になってしまうのです。

日差しをたくさん浴びることができる日中の発電を得意とするのが、太陽光発電。
太陽光発電があれば自分の家庭でつくった電気を、電気代が高い時間帯に使うことができるんです。
つまり、日中の割高な電気代を払わないで済むんですね。
引用:関西電力


ここでレベルアップした設備にするために、蓄電池が登場します。
蓄電池と組み合わせてさらにお得!
引用:蓄電池バンク

この感じのグラフ。もう見飽きてきたんだけど…。

今度は、蓄電池の有効活用が追加されてるから、ちゃんと見てみて!
電気料金が割高になる時間は、7時~17時。
それに対して電気使用量のピークは、同じくらいの時間帯になっていますよね。

高いのわかってて電力会社から買うしかないじゃなーいっ!
さぁ。困りましたね。
このままじゃ、なんか損してる気分…。
せっかく太陽光発電に高い設置費用をかけたんだから、私も損はしたくないです。
そこでようやく蓄電池の登場です。
さっきのグラフをもう一度よ~く見て下さい!


これなら電力会社からはほとんど買わなくて済むわね♡
太陽光発電の発電力を活かして、発電した電気を使い、余った電気は売る。
蓄電池で電力会社の割安な電気をしっかり蓄え、割高な電気を買う量を減らす。
とっても効率よく、発電した電気・購入する電気が使えていると思いませんか?
私は、太陽光発電を設置するなら蓄電池まで設置して完結だと思います!!
寿命ってどれくらいなの?


そこで気になるのが、十分にお金を回収できるまでに設備が壊れてしまわないか。
どれくらいの寿命があるのかを、各メーカーが出している保証期間を参考に考えてみましょう。
太陽光発電代表メーカーの保証期間
では、太陽光発電代表メーカーの保証期間をご覧ください。
メーカー名 | 区分 | システム保証 | 出力保証 |
Panasonic (パナソニック) |
無料 | 15年 | 25年 |
無料(BLACK SOLAR) | 15年 | 20年 | |
SHARP(シャープ) | 無料(標準) | 10年 | 10年 |
無料(まるごと15年保証) | 15年 | 15年 | |
KYOCERA(京セラ) | 無料 | 10年 | 20年 |
無料(トリプル保証) | 15年 | 20年 |
システム保証とは、製造上に問題が発生した場合や通常通り使用していたのに故障した場合に保証されるものです。
出力保証とは、太陽光パネルの出力値が、なんらかの理由でメーカーの規定値を下回った場合に、メーカーが修理や交換をしてくれるものです。


蓄電池の保証期間も、10年くらいになっているメーカーがほとんどです。
ここで思い出してください!
国が決めた電気の買取をしてくれる制度、固定価格買取制度の調達期間も10年間でしたよね。


どっちなのか教えてよーーーーー!!!
ズバリ発表します!
その結論は……
わかりません!!

おやすみなさい。

寿命が来るまでの正確な発電量を知るのは難しい
ネット上でも、いろいろシュミレーションできるサイトはたくさんありますよね。
ですが、太陽光発電の仕組みは、あの光り輝く安定感のある造りとは裏腹に、意外に繊細なんです。

【太陽光発電量マップ】
引用:ソーラークリニック
このように、同じ県内であっても全く違う発電量になるんです。

晴れる日が多い年、雨の日が多い年などその年の天候によっても発電量が変わります。
また、南の地域の方が晴れているイメージがありますが、暑すぎると発電の効率が下がってしまう特徴もあるんです。

隣に大きな建物が建って、日が当たる時間が短くなっちゃったって話聞いたことあるわ。

パネルの角度、時間とともに起こる劣化状況も発電量に影響するんだよ。
他にも、トラブルは予想されます。
- 台風の強風で飛ばされてきたものが当たって破損してしまったら
- メンテナンスで不具合が起きていることがわかったら
- 設置の時に空けた屋根の穴から雨漏りがして、修理の費用がかかってしまったら

こういった理由から、確実に10年で設置にかかった費用が回収できるとは断言できないんです。
とはいえ、一般的には10年あれば費用の回収はできるといわれています。
固定価格買取制度は、太陽光発電の設備の設置コストを回収するための制度だからです。
メーカーのシステム保証期間を過ぎても、すぐに設備が壊れてしまうというわけでもありません。
先ほど表にした出力保証は、システム保証より長く設定されています。

僕が言いたいのは。
お得であることばかりをアピールして来る業者には、騙されないで欲しいということです!
絶対に儲かるという仕組みはありません。
メリット・デメリットだけでなく、起こりうるトラブルについても確認することは大切です。
それを踏まえて、自分にとってどんな価値があるから設置するのかもう一度確認してみて下さい。
重要!!買取期間終了で買取価格は必ず下がる

2019年問題で買取価格は下がる
引用:タイナビ

固定価格買取制度は2009年11月に開始されました。(※2009年では余剰電力買取制度)
その、一期生である方たちの10年の調達期間が終了したのが2019年なんです。

買取価格24円というのは、2019年に新たに太陽光発電を設置する場合の2029年までの電気を売る時の価格です。
2009年に太陽光発電を設置し2019年に調達期間が終わってしまった場合は、11年目以降の価格は下がるといわれています。

経済産業省の見解では、電力市場価格の11円/kWhにすると現時点ではしているよ。
固定価格での買取期間が終わったあとの、余剰電力の買取価格が11円になる。
2009年の開始は48円だったことを考えると、もう安すぎてグレてしまいそうです。
ですが、落ち着いて下さい。
固定価格買取制度は、太陽光発電の設備の設置コストを回収するためのシステムですよね。
ということは、調達期間が終わる頃にはもう設置コストを回収している可能性が高いんです。
11円は、電力会社から買う電気の価格よりも格段に安いです。
つまり、固定価格買取制度が終わった太陽光発電の電気は、売るよりも自家消費する方がお得になるんですね。
蓄電システムの2024年度までの市場予測
引用:スマートジャパン

蓄電池を活用すれば、昼間に発電した電気を夜に使えるようになります。
時間に関係なく、発電した電気を自分の家庭で消費できるようになるんですね。

蓄電池導入は地方自治体からの補助金を受けられるので、コストを抑えて導入することも可能です。
ただ、蓄電池にもメンテナンス・交換費用などのデメリットはあります。
何度もいっていますが、お得だからとすぐに飛びつかず、自分にとっての価値をよく考えて設置を考えて下さい。
太陽光発電x蓄電池の儲かる仕組まとめ

- 太陽光発電のおかげで、光熱費が削減できる
- 固定価格買取制度という買取制度を使い、余剰売電として売ることができる
- 電気料金プラン・蓄電池を活用すると、電力会社からはほとんど買わなくて済む
- 太陽光発電・蓄電池はメーカーも最低でも10年は保証している
- 調達期間の終了後は、買取価格が下がる
- 蓄電池を活用して、電気の自家消費をするという考えがこれからの主流
太陽光発電と蓄電池が、どういう仕組でお得といわれるのかわかりましたね。
誰でも儲かるという話は大好きです。

ただ、太陽光発電に関わる詐欺事件が起こっていることは事実です。
都合のいい情報だけでなく、デメリットもしっかり伝えてくれる業者を選んで設置を検討してみて下さい。
「あの、時太陽光発電・蓄電池のことをしっかり考えてみてよかった」
いつかそういえる様に、こだわった自己投資にしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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