【屋根塗装】塗料の耐用年数の相場は何年?塗替え時期と選び方

 

せっかく屋根の修理と塗装をするのならできるだけ長持ちさせたいですよね。

 

屋根の塗装は、塗料の種類によって耐用年数が違うため塗替え時期がいまいち分からないのが難点です。

 

こまめな塗替えが必要なものもあれば、一度塗るとその後20年くらい塗替えが必要ないものもあります。

 

耐用年数が長ければ塗替えの間隔も長くなるので住んでいる側からするとメンテナンスの手間が減って楽ですよね。

 

ですが、耐用年数の高いものは価格も高く、屋根の面積が広ければ塗装の総額も高くなります。

 

資金が潤沢な方でなければ「とりあえず一番いいヤツ!」とはなかなか言えないですよね。

 

それに、屋根材の種類によってはわざわざ高い塗料を使う意味がないものもあります。

 

はたして「耐用年数」だけで塗料を選んでいいものでしょうか。

 

この記事では、塗料の種類ごとの耐用年数塗替え時期、屋根材や目的ごとのおすすめ塗料をまとめました。

 

塗料選びの参考にしてみてくださいね!

 

塗料の種類ごとの耐用年数

屋根塗装 塗料の耐用年数の相場は何年?

 

ところで読者様は「耐用年数」の正しい意味を知っていますか?

 

寿命を迎えて完全に壊れるまでの期間」と思っている方が多いと思いますが、ちょっと違います。

 

耐用年数は「使用に耐えられる年数」であり、屋根塗装で言うと「その塗料の性能が保たれる期間」です。

 

例えば、母さんとの会話であった遮熱塗料は屋根の温度を下げる効果がありますが、この塗料の耐用年数は「遮熱効果が充分得られる期間」です。

 

見た感じ剥がれてなさそうだな~と思っても、耐用年数を過ぎていると防水性能や塗膜効果などがなくなってしまっている、ということもあります。

 

それに、耐用年数は使う塗料によって違います。

 

よく使われる塗料の耐用年数を表にまとめたので参考にしてくださいね!

 

塗料のグレード・種類 特徴 耐用年数
アクリル系 価格が安く、カラーバリエーションが豊富。
屋根塗装にはあまり使われなくなったが、安価で扱いが簡単なためDIY塗料として人気。
紫外線に弱く劣化が早いため、短いスパンで塗替えが必要。
5~7年
ウレタン系 光沢があって見栄えがいいが汚れやすい。
密着性があってひび割れしにくく、屋根や外壁だけでなく様々な場所に使われる。
紫外線に弱く色あせしやすい。
7~10年
シリコン系 価格が安く耐用年数もそこそこあり、環境にも優しい人気の塗料。
紫外線に強い。
撥水性が高く汚れが付きにくい反面、密着しにくいという欠点もあり、ひび割れが起きやすい。
10~13年
ピュアアクリル系 アクリルの純度を上げ、耐久性を向上させた塗料。
防水性・耐久性・遮熱性が高いのが特徴。
塗料が濃いためムラになりやすく、長めの乾燥時間が必要。
10~15年
遮熱塗料 太陽光を効率よく反射させ、屋根材と室内の温度上昇を防ぐことができる。
節電効果があり省エネに繋がるので、補助金の対象になることもある。
ムラになりやすく扱いにくい塗料なので、職人さんの塗装経験が重要。
15~20年
フッ素系 耐久性・耐熱性・防水性に優れ、カビや藻にも強い。
ビルなどの大きな建物によく使われる。
汚れを弾く効果が強いので、次の塗装の時には特別な下処理が必要。
15~20年
無機系 雨や紫外線の影響を受けないため、長期間保護することができる。
カビや苔も発生しづらい。
塗膜が固いのでひび割れを起こしやすい。
20年~

 

はるこ
塗料ってこんあにたくさんあるのね!

 

耐用年数を過ぎるとどうなる?

屋根塗装 塗料ごとの耐用年数

 

さっき触れたばかりですが、耐用年数は「その塗料の性能が保たれる期間」でしたよね。

 

耐用年数が過ぎると、その塗料の性能や効果が発揮できなくなります。

 

せっかく遮熱塗料を使っているのに遮熱効果がほとんどない、というような感じですね。

 

ですが、実は耐用年数が過ぎることで起きる不具合はそれだけではないんです。

 

耐用年数が過ぎた屋根はどうなる?

屋根の塗装は、もちろんその塗料特有の効果を得る目的もあります。

 

でもそれ以外に「屋根材の表面をコーティングして雨や紫外線から守る」という意味もあります。

 

屋根は外壁の1.5倍劣化しやすいと言われていますが、塗装を行うことで屋根材の劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。

 

ところが、塗料の耐用年数が過ぎるとコーティングの効果もだんだんなくなってしまいます。

 

コーティングを失ってむき出しになった屋根材は雨や紫外線の影響をダイレクトに受けてどんどん劣化が進みます。

 

その結果、こんな不具合が起こるようになります。

 

屋根材の劣化で起こる不具合
  • 色あせ
  • ひび割れ
  • 反り
  • コケや藻の発生
  • 雨漏り

 

紫外線や雨風による深刻なダメージを受けないように定期的に塗りなおしをすることが大切です。

 

劣化が酷いときは塗装だけでは対応できないので、カバー工法葺き替えを行う必要があります。

 

耐用年数は絶対じゃない!?

塗料ごとの耐用年数を紹介しましたが、時には耐用年数より前に不具合が起こることがあります。

 

そして、その劣化具合は素人にはよく分からないものです。

 

そもそも屋根の劣化なんて下から見上げただけじゃ見えないですしね。

 

なので、「高い塗料だし、あと20年は大丈夫♪」と耐用年数を過信せず、定期的に専門家の診断を受けると安心です。

 

屋根塗装の知識を持ったプロの方が、計測機器やルーペなどを使って防水性排水性遮熱性を調べてくれます。

 

もしそこで劣化が見つかったら、耐用年数まで待たずに塗装を行ったほうがいいでしょう。

 

屋根の塗替え時期の目安

塗料ごとの耐用年数

 

これまでお話してきた通り、塗料によって耐用年数が違うのでグレードに合わせて塗替えを行う。

 

その後定期的に点検して必要な時期にまた塗替え、という流れが一番です。

 

ですが、屋根の塗料が何か分からないと塗替え時期も分からないですよね。

 

そんな時は10年前後をひとつの目安にしましょう。

 

新築なら建ててから10年、そうでなければ前回の塗替えから10~15年で塗替え時期です。

 

補足

屋根塗装は塗装を行う季節も重要なんです。

雨や風、雪の日は作業ができず、工期が延びがちになるからです。

だから梅雨時期や冬は屋根塗装のシーズンオフと言われています。

工事を依頼するおすすめの季節は、比較的お天気のいい春か秋。

夏は繁忙期なので予約が取りづらかったり、すぐに工事に入れなかったり、ちょっと割高だったりします。

 

屋根塗装はコストと耐用年数のバランスが大事!

 

塗料は耐用年数ももちろん大切ですが、コストとのバランスも考えなければなりません。

 

その家々で違うので一概に言えませんが、僕のおすすめの塗料を紹介します。

 

屋根の塗料は質が高くて長持ちするものがたくさん出ていますが、耐用年数が長くて長持ちする塗料ほど価格も高くなります。

 

塗料の価格と耐用年数

引用:外壁塗装の達人

 

なるべく安く済ませたい!と思って価格だけで塗料を選べば塗替えの頻度も高くなって結局長い目で見れば高上がりです。

 

では逆に耐用年数だけで選ぶとどうなるでしょうか。

 

耐用年数の高いものは価格も高いので、屋根全体を塗り替えると費用も高額になります。

 

資金が豊富にあって、屋根塗装にいくらでもお金をかけられる方ならそれでもいいでしょう。

 

しかし、屋根材によってはわざわざ高い塗料を選ぶ意味がないものもあります。

 

価格だけとか耐用年数だけで選ぶのではなく、目的や屋根材に合わせてバランスの取れているものを選ぶのがおすすめです。

 

目的から選ぶおすすめ塗料

コスト重視の方はシリコン系がおすすめ!

 

とにかく安く済ませたい!というコスト重視の方は、耐用年数がそこそこあり値段が手ごろなシリコン系塗料がおすすめ!

 

短いスパンでメンテナンスを計画している方にもピッタリです。

 

美観重視の方はフッ素系がおすすめ!

美しい状態を長く保ちたい!という美観重視の方は、塗膜効果が高く汚れが付きにくいフッ素系塗料がおすすめ!

 

耐用年数も長く、キレイな状態を長く保つことができます。

 

耐久性重視の方は無機系がおすすめ!

子供に家を譲るなど、その家に長く住む方でなるべく長持ちさせたい!という耐久性重視の方は、耐用年数が長く塗替え回数が少ない無機系塗料がおすすめ!

 

無機系塗料は劣化の激しい場所によく使われる塗料で保護効果が高く、強い耐久性を持っています。

 

価格は少々高いですが、長い目で見れば何度も塗り替えるよりお得です。

 

屋根材から選ぶおすすめ塗料

トタン屋根はウレタン系がおすすめ!

 

トタンはあまり見かけませんが、小屋などにはよく使われますよね。

 

トタンは金属なので熱を持ちやすい性質がありますが、ウレタン系の塗料は密着性が高いため熱膨張が起こってもひび割れが起きにくいというメリットがあります。

 

ガルバリウム鋼板は遮熱塗料がおすすめ!

ガルバリウム鋼板はトタンと同様金属でできていて熱を持ちやすいです。

 

屋根の表面温度を下げてくれる遮熱塗料を使うと、室内の温度を最大4度も下げることができるので室内の暑さが気になる方にはおすすめです。

 

スレートや瓦はシリコン系がおすすめ!

スレートは最もよく使われる屋根材です。

 

ところが、スレートや瓦は割れやすいという欠点も持っています。

 

割れやすい屋根材にあえて高い塗料を使う必要性はありません。

 

塗料の耐用年数より先に屋根材のほうが壊れてしまうからです。

 

シリコン系は価格と耐用年数のバランスが取れた人気の塗料。

 

フッ素系ほど長持ちはしませんが、メンテナンスの機会を作るという意味でもこのくらいの耐用年数がちょうどいいですね。

 

屋根の塗装単価や費用相場については、こちらの記事で詳しく説明しています!

【屋根塗装種類別リフォーム】塗装単価の費用相場を比較!

2020年2月16日

 

耐用年数を短くさせないために注意すること

耐用年数を得るための注意点

 

では、耐用年数を短くさせないために注意することをお伝えしていきますね。

 

塗料の種類ごとの耐用年数を最初のほうで紹介しましたが、これはあくまで「正しく塗れている」ことを前提とした耐用年数です。

 

お肌に塗る日焼け止めだってほんのちょっとしか塗らなかったら塗ってないのと一緒ですよね。

 

塗料にも決められた塗り方がありますが、手抜き工事や施行不良で基準が守られていないと本来の耐用年数が得られません。

 

耐用年数を決める重要ポイント
  • 塗布量が守られていること。
  • 乾燥時間が守られていること。
  • 下塗り中塗り上塗りの3つの工程がきちんと行われていること。

 

この3つが耐用年数を決めているといっても過言ではありません。

 

なので、これらの基準をきちんと守ってくれる業者を選ぶことが大切です。

 

屋根塗装の見積もりを取ったら、塗料の種類と使用缶数、塗布面積などをよくチェックします。

 

複数社から見積もりを取って見比べてみましょう。

 

誤差くらいの違いはあるかもしれませんが、大きく違っている部分があればその数字の根拠を確認するといいですね。

 

使用缶数が他と比べてかなり少ないのであれば、このように予測できます。

 

「塗布量が基準よりも少ないのかも」

「本当は3回塗るところを2回しか塗らないのかも」

 

塗料の耐用年数の相場まとめ

 

  • 塗料の種類によって耐用年数が違う

 

屋根の塗料は耐用年数が5年程度のものから20年以上長持ちするものまで様々。

 

よく使われるのはウレタン系シリコン系フッ素系で、ウレタン系が7~10年、シリコン系が10~13年、フッ素系が15~20年程度です。

 

  • 耐用年数が切れると屋根材の劣化が進む

 

耐用年数が切れると防水や遮熱などの効果がなくなるほか、屋根材のコーティングの効果もなくなり屋根材の劣化が進みます。

 

そのまま放置すると雨漏りなどの深刻なダメージに繋がることも・・・。

 

  • 塗替えは10年ごとを目安に行う

 

塗料の耐用年数に合わせて塗装を行いますが、もし塗料の種類が分からないときは10年前後を目処に塗装を行うといいでしょう。

 

雨や雪が多い時期は工期が延びがちなので春か秋がおすすめ。

 

  • コストと耐用年数のバランスを考え、目的や屋根材から最適な塗料を選ぶ

 

費用だけ、耐用年数だけ、で塗料を選ぶと失敗します。

 

とにかく安くしたいのか、なるべく長持ちさせたいのか、それによっても選ぶ塗料は違います。

 

大切なのはコストと耐用年数とのバランスが取れていること。

 

  • 施行不良があると耐用年数が落ちるので優良な業者を見極める

 

塗布量が不十分だったり、正しい工程が守られていないと耐用年数が落ちてしまいます。

 

どんな塗料をどのくらい使うのか、複数社からの見積もりを見比べて確認しましょう。

 

他と比べて使用する塗料がかなり少なかったり、工期がかなり短かい場合手抜き工事が潜んでいる可能性もあります。

 

その数字の根拠や作業工程について詳しい説明をしてもらうと安心ですね。

 

塗料の耐用年数は、使う塗料のグレードや作業工程などで大きく違います。

 

塗替えの見積もりを取るときに、思考停止状態で業者さんに勧められるがまま塗料を選んでいませんか?

 

あなたの大切な家を守る、大切な屋根です。

 

それぞれの塗料の特性を知り、将来的なメンテナンスのことまできちんと考えて最適なものを選べるようになりたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

外壁塗装の耐用年数については、こちらの記事で詳しく知ることができますよ!

【外壁塗装】耐用年数30年は本当?国税庁の法定耐用年数とは?

2020年3月18日

 

 

 

 

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